自己破産手続の知識

弁護士の探し方など

弁護士の探し方ですが、安心なのは親戚・友人の信頼している弁護士に依頼するのが良いでしょう。

そのような弁護士がいない場合は、法テラス（日本司法支援センター）や各地の弁護士会に相談してみましょう。

なお、貸金業者から勧められた弁護士に依頼するのはやめましょう。貸金業者よりの弁護士（提携弁護士）かも知れないからです。

債務整理には、ある程度時間がかかるので、弁護士と話をして相性の良い方を選びましょう。

さて、弁護士に自己破産手続を依頼するとピタッと貸金業者の取立てが止みます。弁護士が貸金業者に受任通知を発送するからです（貸金業法２１条）。

受任通知を貸金業者に迅速に発送してもらうために、貸金業者の名称・住所・電話番号などを記載した債権者リストを早く弁護士に渡しましょう。そして弁護士にはいつ送付してくれるのか確認しておきましょう。

そして、借金整理には色々と問題がでてきます。たとえば、自己破産手続はもちろん、過払い金返還請求、保証人の問題、離婚、住居の問題･･･等です。

このような問題が生じたときも相談に乗ってくれるか確認しておきましょう。

別の事件として別途相談料を支払されたり、他の弁護士に行ってくれというようなところもあるので気をつけましょう。

信頼できる弁護士が見つかったら、必ずすべて話すことが大事です。隠し事があると、それが原因で自己破産の免責が不許可になってしまったということもあります。

なお、弁護士から見て、借金整理問題は業者との面倒な交渉がメインの地味な仕事と思われています。

また、借金事件ですから報酬がもらえるのか弁護士は不安に思っているわけです。ですから本当に親身に考えてくれる弁護士選びは大事だといえいます。

夜逃げは借金整理より困難がつきまといます。夜逃げを考えるよりは、弁護士等専門家に借金整理の相談をするのが賢明です。