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ゼロ円和解(0円和解)はしてはいけない

ゼロ円和解(0円和解)とは、消費者金融業者も債務者も貸し借りが無いことにする和解です。

「双方債権債務無し」つまり借金も無いが過払い金も無いとして和解することです。

消費者金融業者が「ゼロ円和解」を求めている時は、過払い金が生じていると思って間違いは ありません。

消費者金融業者は過払い金の返還を恐れてゼロ円和解を要求しているのが通常なのです。

ですから、ゼロ円和解というのは、過払い金を放棄しますという和解なのが通常です。

通常はゼロ円和解の要求に応じないほうが賢明です。なお、ゼロ円和解の他に「5割程度の和解」などが提示されることがあります。

ゼロ円和解等を言われた場合は、裁判に持ち込めば貸金業者は敗訴判決を恐れて、態度を変えてくることが多いのが実情です。

強気な姿勢で過払い金の返還の交渉をしましょう。

しかし、過払い金額が少額のなどの場合は、裁判にかかる手間と時間を考慮して、ゼロ和解に応じた方が得策なこともあります。

消費者金融業者も、交渉を重ねていくに従っ て、和解金額を上げてくることがあります。

その和解内容に納得できたら、返還金額、返還期日、返還口座を記載した合意書を作成します。支払期限は1ヶ月以内で一括払いにしましょう。

後日、実際に口座に和解金額が入金さ れていれば、その消費者金融業者との取引はすべて完了となります。

早期解決をしたい場合のみが、ゼロ円和解に応じるメリットといえるでしょう。

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